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よりハッピーになる微笑み空間をつくりましょう!
* **美しき小さなもののために***
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朝晩は1ヶ月先を行くような初秋の頃ですが、お元気ですか。
ご無沙汰しておりました。<(_ _)>
少々早めの読書の秋で、
「THE PILLARS OF THE EARTH:大地に建つ列柱」から、
ケン・フォレット:KEN FOLLETT作品に夢中になり、
それらの舞台となる地域とぴったり重なりはしませんが、
二年前の英国旅行を思い出しながら、
「WORLD WITHOUT END:果てしなき世界」へと続いています。
今回はそんな旅をご一緒に〜〜〜♪
写真が沢山なので、まずは、
スクロールをザーッと下ろして景色の流れを楽しんで頂けたらハッピーo(*^▽^*)o~♪
イングランド南西、ウエスト・サセックスのアランデル、アランデル川です。
ブリストルとポーツマスの間ぐらいの位置です。
12世紀からのノーフォーク公の城とカテドラルを含んだスカイライン、
大きな牛が放牧されて、悠々と穏やかな水の流れです。
ポツポツと村、集落が小さなチャペルでまとまっているようです。
足元近くで何かが動いたと思うと、
ピーター・ラビットの一族のような野うさぎがあちらこちらで様子を伺っていました。
ボード遊びする人々もあり、空腹になれば、
川沿いの素敵なコテージ1階のカフェ・レストランでお昼ご飯〜♪
早朝から半日近くピクニックして、歩き疲れて町に戻り、ベスト・スポットの一つを発見。
古代の政の中心であった遺跡が川沿いに残り、隣に現代に続く郵便局があり、
サマー・フェスティバルで賑わう街を見下ろすノーフォーク城。
橋の袂から降りてスケッチをしたり、のどを潤したりできるベンチもあります。
辺りにしっくりと白鳥も優雅に泳いでいました。
勿論、やたらの餌やりの人もいないので綺麗な環境です。
昔、スペインやフランス艦隊が英国に向かってくる沖の要衝を固めるのに、
伝令の馬がこの街道を走ったかもしれないと想いながら急な坂を上って歩き、
スケッチを楽しんでいると、
「ノーフォーク公の居城へ入る門はどこですか?」と、
黄色のポルシェに乗ったジェームス・ボンド氏のような見知らぬ人から尋ねられて、
「私も旅人で、知りませ〜ん」と応え、現代に戻った感じでした。
石垣の向こうは秘密の野菜園と素晴らしい眺望〜♪
知的で凛とした年配の美しい女性が、
「その小さなドアから入ってごらんなさい」と親切に声をかけてくれて、
贈り物をもらったようでハッピーo(*^▽^*)o~♪
ヒューマン・スケールのウインドウに飾られる19世紀から20世紀初頭の
アンティークを眺めながらも、目がいくのは、
自然と一体となった地域産出の材料から成る建物の個々の美しさ、
細やかなしっかりとしたディティール、赤レンガ外壁、木枠などの細部、
天然スレート葺きの屋根、漆喰壁、石畳、ロート・アイロン、ブリキ細工、
入手し易い石とモルタルで基調を成す壁の大事なところの補強はオーナメント的にレンガを用い、
ホーム・スパンのツイードとエコーするような外壁のモチーフ・・・・そして、
川辺の集落から発展した歴史も感じさせる美しい全体となっている街。
昼下がりになると、広場でコンサートが始まりました。
<市民会館と遠くに見える城>
歩行者と車両通行が分離されて、遠くの田園景色を眺めながら、
のんびりゆったりと歩ける。
ランドスケープとタウンスケープが一体となっている。
坂道を登って、ヒルトップへ。
カテドラルの素晴らしさは筆致に及ばぬところ、
そのスケールも小さな写真では表せぬところ・・・
閉館まで、パイプオルガンの響きの中で、心は天上に・・・
その余韻に浸って、ビクトリア朝から続く心地よいスワン・ホテルへと。
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そして、ここから、翌々日の最上のお誕生日 \(*^▽^*)/ となった、
これまで私が見た中で21世紀最高の建築と感じた
広大な植物園、ウエストディーン・ガーデンの
ビジターセンター(C.アレグザンダー設計)見学をご紹介します。(=^.^=)
(West Dean Visitor’s Centerとして、「The Nature
of Order -Book Three」のp.16-17他に
も記載されています。→ http://www.natureoforder.com/)
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手配してくれた運転手さんデイビットの解説を楽しみながら、
アランデルからドライブすること2時間、
茅葺屋根を発見して喜び、前に愛読したディック・フランシスの小説に出てきた
競馬場の脇を通ってデイビットと盛り上がり時間を経つのを忘れました。
そして、風景に馴染んで、あまり目立たないところにありました!
深緑色の看板がなければ通り過ぎるところでしょう。
小振りな建物で小さなリンゴの庭から建物が界間見れて、
エントランスへは、フレンドリーに招き入れられるようでした。
しばらく、写真を撮ることも忘れて、
正面の写真を撮っていなかった!と気づき、後の祭り〜〜でした。f(^ー^;
全てが、細部も、細部の積み重ねの小さな部分も、小さな部分の積み重ねの中位部分も、
全てが素晴らしい美しい関係性をもって個々がオーナメントになって、
また、より小さな部分をオーナメントにして、
一方でより大きな部分をオーナメントにしています。
そして、競馬場の小さな馬の像が棟に掲げられていますが、大地と外壁の関係、
窓と外壁の関係、外壁と屋根のつながり、そして、馬が屋根という丘を駆け上がって
風に靡いて空に向かっていくように、建物が大地と天を繋ぎながら、
その小さな命のために全てがあるような、
そして全ての小さな個々が生き生きと美しい。
レンガの向きとブリキの細部、
その地域の屋敷で親しみのある窓枠のカーブと、それを強める窓上のレンガの王冠をかかげる感じ、
内部も、その天井の漆喰の花のために全てがあるように、
その窓枠のカーブが花びらとも、茎とも感じられ、窓が内と外をつなぐと深く意識され、
美しいハンドメイドのオーナメントタイルのエネルギーに応えられるためのような
バタークリーム色の壁、
こうして全ての関係性を尊重しながら、濃密にデザインされて、
職人さんの心の入れ様、腕に打たれつつも、決して緊張させずに優しく、
力の入れ方、メリハリがあり時間を経つのも忘れリラックスでき、
その地域の全てが結晶化した宝石のようなエネルギーを放つが、
爽やかな風や太陽の温もり、小さな花や美しい風景といった自然から受けるような、
時を超えた愛を感じたのでした。
<ガーデンへの小道> <素敵な趣味の良いショップ>
<メリハリの極めつけ・・さっぱりサニタリー>
ずっと車中で待ってくれているデイビットに悪いので、次のお楽しみとして
ガーデンを見ることなく帰途へ。
我が日本で大地と天をつなぐ建築は・・・、
その地域で共有できる歴史の上に続くサスティナブル・エリア・デザインは〜?と考えながら・・・。
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こうして、
全ては、その美しい小さな物の為に創られているかのように感じる時がある。
どちらが先かは、ケン・フォレットの物語の、
「すすり泣くマリア:Weeping Mary」とキングスブリッジ大聖堂のように
コロンブスのたまごかもしれない。
そして、その建設で市場が成り立ち、それらがセンターとなって町が市へと栄える。
別に、小さな草花や、庭園や絵画の為のみではなく、
ひとつの掛け軸のための茶室、唐物茶入れのための城、
ある仏像のための寺院、神への意識のためのお社や、
長年海底にあった廃船の欠片と亡き船員達への鎮魂の礼拝堂のための博物館のため
ということもある。
必死で生きるために致し方なくというだけではなく、
地球、世界全体を意識して、やはり皆がハッピーにサバイバルするための、
サスティナブル・エリア/スペース・デザイン、
その究極、21世紀の建物として導きを感じた。
アランデルからの一連の旅で、
その土地からの原石を磨いて宝石となったかのように、
そのタイルという、または漆喰の花、
または窓それ自体といった美しいオーナメントから、
更にその建物という美しいオーナメントから、
ひろがる地域全体から結晶化したような、
又はその美しいオーナメントからエネルギーが放たれ全体へと波及していくように、
全てはその美しい小さなもののために在ったのではないかと感じた時を、
味わっていただけましたでしょうか。
そして、その大から小、
小から大というエネルギーの流れは永遠に続くようにと祈るように・・・。
それでは、次回をお楽しみに〜〜〜(*^^)/~~デハデハ