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*よりハッピーになる微笑み空間をつくりましょう!!*
-・-・15の幾何学的性質の本質と意味・-・-・
THE NATURE AND MEANING
OF THE FIFTEEN PROPERTIES
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昨晩までは凄い雨でしたが、今朝は爽やかな秋空で、
秋の収穫を感謝して味わうのが、楽しみな季節となりました。
お元気ですか。(*∩-∩*)
夏期休暇をとらせて頂き、近くですが、アトリエ移転もあり、
大変、ご無沙汰となりました。 m(_ _)m
いつも、読んで頂きまして、どうも有難うございます。
さて、「微笑み空間」となる、生きている構造に潜む15の幾何学的性質について、
個々に取り上げてまいりました。
もう既に、徐々にでも顕在化してきましたでしょうか。
何かの考えを形にする時の過程で、
または、逆に何らかの形が、より全体、生きている私達に及ぼす影響を考える時、
何かの問題を解決する時に、
関係性が顕在化したような、この幾何学的性質を通してみると、
その形が、その認識が、その解決が、不思議と的を得て、
センターを強め、有機的全体性を育むことになり、「微笑み空間」が波及し、
私達の生を強めたなら、ハッピー!!!なのです。
今回は、15の幾何学的性質についてのまとめに入らせていただきます。
「THE NATURE AND MEANING OF THE FIFTEEN PROPERTIES
15の幾何学的性質の本質と意味」です。
(The Nature of Order 1 236〜p.237 http://www.natureoforder.com/)
C・アレグザンダーは、こう切り出しています。
「全て一緒に、15の性質が、生命のシステムの特徴を、それとして同一化しています。
この生きているという特徴をもつことが出来る空間の範囲(部位)が、莫大に多様化します。
もし、私達が、抹茶碗、絵画、建物、森、寺院の通路、ロンドン住宅内のベイ・ウィンドウ(弓形出窓)を持っていて、
そして、私達は、15の性質全てが、首尾一貫して、何度も繰り返しているのを見たなら、
生命が深い一つの物や場所を持つ、良いチャンスとなるのです。
一つの強い度合いへと、それらの15の性質を備えている空間におけるシステムは、
より、それらの性質が呈される、そして、それらを含んでいる、より多くのシステム(組織)が、生きてくる傾向をもつでしょう。
それらの自然な生命のシステムの殆どの例に含まれています。
沼地の草むら、草藪のように。それらは、中世の啓蒙的な金文字で飾られた細密画、
より親しみ易いレベル、より普通の日常の物や場所にも、それらは含まれていて、
これは、貴方の贔屓のガソリンスタンドの外部テラスにも含まれているかもしれません。
オーストリアのOstztel駅の外にあるビア・ガーデンにふくまれているかもしれないのです。
そこに、2、3の空き缶や瓶が転がっていたとしても。
潮が形成した小さな陸地と浅瀬の海草にも、含まれているかもしれないのです。
もしも、私達が、全てではなくて、15の性質の内、
より少なく密度濃く詰められた、二つ三つでも持つ、ひとつの物を見たなら、
私達は、生きている特徴の何種類かを、度々、まだ得るのです。
例えば、ウィグリー運動場、ローラースケートの一組、歯ブラシにでさえ。
ほとんどの死んでいる物やシステムは、ほとんどのイメージを積まれた建物と人工物、
殆どの不毛の住宅プロジェクト、殆どのダメージを受けた生態系システム、殆どの毒された川、
こうしたものは、それらの性質を殆ど持っていないのです。
従って、それらの性質が、ひとつの巨大な、在り得る場所や物体や、システム(組織)の、
ひとつの巨大なファミリーを定義するにも拘わらず、
このファミリーのメンバーすべてが、いくらかの度合いで生命をもっているのです。
故に、その性質は、一緒にとられて、一つの塊となって、定義されるのです。
しかし、一つの巨大な生命の量を持つ、これらの組織や物の把握することの出来るファミリーとして、
定義されるのです。その性質を欠いている組織や物体は、殆ど生命がないという傾向を持つのです。
こうして、これは、確かなこととして、このファミリーを特徴づけることが出来るという事実は、
全く驚くべきことです。そのように定義されるファミリーは、形態的にとても複雑です。
表面的には、多くの例は、同じ様には見えません。それは、其れ自体の時と場所に属しています。
それらは文化、気候、そして技術の中で、多様となっています。
しかし、より深く、それらの異なったケースは全て同じに見えるという一つの感覚があります。
それらは、全て、同じ深い質を持っています。
再び、そして再度と、それらの例を通して同じ構造を見るのです。
こうして、おそらく初めて、実際の生きている組織が持つ物理的な幾何学的な特徴について、
私達は、把握するのです。
それに生命を備える、どんな建物でも、
このファミリーの認識できるメンバーでなければならないと言っても言い過ぎではないのです。
生命を持つどのようなドアノブでも、いかなる窓でも、どんな庭でも、庭の小径でも、それに生命を備えるものは、
このファミリーの認識できるメンバーでなければならないのです。」
更に、続けています。
「この事実は、建築理論に関して中立的ではないということは、察されるべきことです。
誰でも、最近の数年(1940―90年代)の建物は、
これらの性質について、顕著に欠いているということを気付きざる負えないのです。
私は、これは、本意であり、様々な異様な20世紀の建築理論は、
意識的に、建築家とデザイナーを、いくつかの特徴的なスタイル、又は、緊張を広める努力の中で、
それらから引き離してきたのでした。
それらの最近のデザイン理論よって、洗脳されてきた人々にとって、15の特徴の事実としての性質に
向き合うのは、居心地悪いことかもしれません。
私は、そうした建築理論は、助けになることはないと信じます。
一方、助けとなる、いつ創られたか判る、実際に見せられる例があるのです。
これまで、
彼らは、私に尋ねました。どうして、私が、それらの性質を明示するのに、もっと最近の建物の例を与えないのかと。
最近の50年間の作品は、意識的にこれらの性質を理解すること、
又は、使うことを断念してきているということは、悲しい事実です。
このような作品は明らかに、ひとつの悪い感覚の中で以外は、つまり悪い例としてしか、
明示することは出来ないのです。
これは、15の性質が、現代的なものに反している、古代的なもので扱われている何かであるという意味ではありません。
良い例も拙い例も、多くが、20世紀におけるものです。
結局、紀元前1500年頃から1997年までの範囲に創られた対象です。
3500年くらいの時間的範囲です。
多かれ少なかれ、このかなり長い期間を通して、同質の例の分布があります。
最後の70年間から見せられる例が、相対的に、良い例がほとんど無いという事実は、
議論の余地の無いところで、しかし、単に事実なのです。」
命、生命、センターとは何か、
観ている人のエネルギーに影響されるような量子の流れ、ミクロな力関係の積み重ね、
そして、その結晶化で、たとえば、雪片が、そのミクロの力関係からその結晶化として、
あの美しい幾何学、形をもつような。実際、そのミクロの関係が美しくても、
私たちは、それが結晶化した形が、美しいと感じ、その命の輝きを見るような。
その物が生きている、その建物が生きている、生命を持っているということは、
今、現在、使われているかどうかではなくて、どうやって、生まれてきたか、
まるで、生まれたいという心があるような。
生きる、生命という感覚ですが、思い出すのは、黒澤明監督の志村喬主演の「生きる」。
「The Timeless Way おf Building」にも出てきていますね。
その人自体が居るミクロの力の流れの関係から生まれる生命の深さは、
実際には無機物でも、
其れ自体が在るミクロの力の流れの関係から生まれる生命の深さと同じに取れるのでは、ないでしょうか。
この50年間、20世紀後半の人の生き方と、その創られてくる物と、同じことがいえるのでは・・・。
そして、世界は、それに気付き始めて、何かが狂ってきている。科学は進歩していても、
本当に、人類は・・・と。
元々、映画好きですが、キャプテン・ジャック・スパロウというキャラクターへの、
世界的な、猛烈な人気が、興味深いです。ご覧になりましたか?
駆け引きで、自分の命のプライスをマジで尋ねて、相手に言わせた100人分というのは、命の強さか深さかと・・・。
現在の生命保険で割り出されるプライスでないことは明らかですね。
脱線してしまいましたが、
次回は、「The INTERPLAY OF THE PROPERTIES」です。
どうぞ、次回をお楽しみに(∩o∩)ノ
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