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     *よりハッピーになる微笑み空間をつくりましょう!!*
     

--・ 15の幾何学的性質 ― コントラスト ― ・--

 

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炉辺の暖かさを求めて、家路の足も速まるこの頃ですが、

お元気ですか。(*^o^*)

今年は、豪雪や吹雪の被害もあり……、寒いですね〜。(>_<)

 

先月から耐震計算偽造問題について深く考えさせられましたが、

人命に関わる一級建築士個人の倫理の問題を初めに、

前世紀からの政府、官僚と自民党と不動産・マンション・土建業の癒着構造の一端と、

民間解放と規制緩和の歪みの表面化と、

見栄を張れる程度の見た目で住居費の低価格を追及する消費者の問題と認識し、

情報統制の効き難い「きっこの日記」*のような個人ブログで、

真相が見えるインターネット社会で、希望が見出せる今日この頃です。

あらためて、スタンダードであって特殊解ではない、

社会資産となる公的住居の重要性を感じています。

*(検索エンジンから、閲覧可)

 

年の瀬も間近となりましたが、いつもご購読ありがとうございます。(*^o^*) 

 

今回は「生きているプロセス」から生成される「生きている構造」に、

結果として備わる幾つかの性質、15の性質の内、

CONTRAST − コントラスト」を

取り上げたいと思います。♪♪(^o^)♪♪

(The Nature of Order 1 p.200p.204)  

 

さあ、C・アレグザンダーは、今回も目の覚めるような美しい例を上げながら、

始めています。

「大いなる生命力を持つ芸術品において繰り返し見出せる

(「生きているプロセス」から生成される「生きている構造」に、結果として備わる幾つかの内、)

別の性質は、驚くような強いコントラストです。

想像をはるかに超えて、

この対比性、コントラストは全体性を支持し助けています。

 

生命は変異なくして起こることはありません。

全体的まとまりは、分割した区別できるものからのみ創られ、

これは、すべてのセンター、中心は、識別できる正反対のものから創られ、

中心、センターでないものがセンターに対しているとき、

強化されて、明らかになり、

それがセンター、中心となるということを、意味しています。(^_-)-☆

「正反対のもの」は、多くの形をとっています。

しかしそれら全てにおいて、ある種の対比性、コントラストが見られます。

更に事物が本当に一全体となるために、

コントラストは明白でなければなりません。(^_-)-☆

黒と白や、明と暗といったコントラストが、最も馴染みのあるものでしょう。

空っぽと満タン、固体と中空、にぎやかさと静けさ、赤と緑、そして青と黄色も、

全てコントラストの可能性のある形態です。

しかしながら、最も重要なのは、

高いと低い、柔と硬、粗さと滑らかさ等といった

多様な形態を単に見せることではなく、

それらがスーパー・コントラストのとき、

本質的に互いを制圧し合うのですが、

そうした本当のコントラストを表しているかどうかです。(^_-)-☆

ある意味で、それは、

掌での一打ちで、静寂が意識されるといったもので、

このコントラストについて、

ここで、取り上げていきます。

相反するものの間の違いは、何かに誕生を与えます。

これが、陰と陽、正と負や、明と暗の原点です。(^_-)-☆

 

さあ、三つの例をお見せしましょう。

ひとつは、門の写真で、シルエットにおけるコントラストによって創られた美です。

二つ目は、アラビア書の空間におけるコントラストによって、

三つ目は、タイルワークで、色の強さにおいて、特に青ですが、

近くにある黒白のコントラストの力強い効果によって成されている美です。」

是非、写真をご覧になって下さい。

 

更に、アレグザンダーは理解を深める為に、良い例を取り上げています。

「次の例は、どのようにしてコントラストが、

生命力を創造するために、実際に働いているかを示すシェーカーの教室です。

その教室において、黒っぽい木部と白っぽい塗り壁の間のコントラストは、

その部屋を平穏で一体になるように用いられています。(^_-)-☆

 

全く別の例で、最近の建築のロビーの例ですが、

コントラストが、生命力を創造しているのではなくて破壊しています。

そのロビーの例は、いかに空の明るさと空に対する階段の暗さのコントラストが、

暴力的であるか、コントラストが全く生命力を創造するのに失敗していることを、

示しています。

(写真を見ただけでも、眩しくて目を細めたくなりますね。)

コントラストも用い方によって、全く効果が違ってくるのです。(^_-)-☆

 

シェーカー教室の場合は、

コントラストは、様々なセンター、中心を一つにする為に、

繰り返し用いられています。(^_-)-☆

例えば、もしも肩の高さにある二本の木の帯が淡い色に塗装されていたら、

明確なセンターがあまり強く感じられないでしょう。

この黒っぽい二本の木の帯の形成するセンターが、

この部屋を一つにし、全体としているのです。

この二本の帯が、もしも無かったらどうでしょうか。

どうぞ、写真の帯に指を置いて見て下さい。

全てバラバラに感じられ、全く違ってくるでしょう。

コントラストは、分け隔てるのではなく、それらを一緒にしているのです。(^_-)-☆

同じようにして、白っぽい塗り壁と黒っぽい木製の壇や羽目板などとのコントラストは、

相反しながらも強い関係を持って(^_-)-☆

その壁、その床、ベンチを部屋空間と一体とするセンターを創造しています。

コントラストは、繰り返し、

センターが別の何かと一体になるのを助けているのです。(^_-)-☆

 

一方、眩しいロビーの場合は、何か全く違うことが起きています。

ここで階段の暗いシルエットと明るい窓におけるコントラストは、

まとまるのではなく、分離しています。

なぜなら、これはアクシデントとしてのコントラストの一種で、むしろ無茶です。

センターが生命力を持つ為のコントラストでは、全くないのです。

間違いか、目を引く仕掛けでしょう。

故に、失敗しているのです。

 

15の特徴的性質を理解し易くする為に、用いている法則ですが、

「貴方が何か作ろうとしているとき、図を描いて、実験をしてみて、

特徴的な性質がある何かのスケッチを描いてみて下さい。

しかし、貴方が見出せると信じるからといっても、

特徴的性質を得るには充分ではないのです。

成功する為に、特徴的性質を持つ何かを作り、

更にそれは、特徴的性質を持つが故に、

より深い情緒を得ていなくてはならないのです。(^_-)-☆

貴方が、それをすることが出来るときのみ、

特徴的性質の意味が確かとなるのです。」・・・。」

 

さあ、もっと素晴らしいコントラストの例を見てみましょう。

どうぞ、トスカナ教会やペルシャ碗の写真をご覧下さい。

 

「効果的なコントラストには、多くの種類があります。

機能面でも、二つの素材が全く異なるときに最良の働きをするので、

一方は自らの性質を発揮することに専念できるのです。(^_-)-☆

例えば、皮張りの天板をもったラッカー塗装の木製です。

ラッカーは、木工をきれいに美しくし、皮は柔らかく豊かな感じにします。

それぞれが、最も効果的にしなければならないことをしています。

 

図のレイム聖堂の平面ですが、どうぞ、ご覧下さい。

外側のどっしりとした大柱と

内側のほっそりとした柱のコントラストを見て取れます。

互いが教会を一全体として生命力を創るのに、

大きな役割を果たしているのです。

 

機能的な認知できる明瞭さのために、

実際、対比性は必要です。

近隣の店舗は、隣の住宅とは区別されます。

玄関は、勝手口とは区別されます。

・・・・・。

其々が、自らの適切な性質を発揮してこそ、

その力や違いがシャープに見えるのです。

それが、個々の働きにより集中することを許容するのです。

更に、異なる経験の次元と知り許容するので、

その明瞭さの感じが、人々をリラックスさせるのです。(^_-)-☆

 

コントラストは、本質的差異を創る事物であり、相違を許すことです。

空あって、事物の誕生がありえるという本質的差異です。

全ての本質的差異は、

スペースにおいて、あらゆるものに誕生を与えるために、

コントラストが創られることを要求するのです。」

と、アレグザンダーは結んでいます。

 

やはり、ぐっと深いですね〜。

共感して頂けたらハッピー!!♪♪

そして、貴方に沁み込んで、

見る目が変わって、或いは明らかになって、

貴方の周りの此処かしこが、

「よりハッピーになる微笑み空間」になっていったらハッピー!!\(^^)

目前の2006年、来年も、どうぞよろしくお願い致します。

どうぞ、良いお年を!!

 

次は、「GRADIENTS−グラデーション的変化、変化率」です。♪♪(^o^)♪♪

どうぞ、お楽しみに(∩o∩)

 

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